リサイクルでの『3R』や『5R』って知ってますか?
知らなかった方はここでまず知ってください。
かつての20世紀は「大量生産・大量消費・大量廃棄」が続いていました。そうした豊かさは結果として大量の廃棄物が残るものとなりました。そして今や、その廃棄物の処理場がなくなりつつあります。場所によっては満杯の状態もあります。こうした背景を受けて日本政府は2000年5月に「循環型社会推進形成基本法」を制定しました。
天然資源の消費の抑制、環境への負荷の低減を進めるこの法律は基本的にゴミの排出をできるだけ減らし、排出されたゴミはリサイクル活用、不可能なものは適切に処分を行うことが義務づけられています。そうした中で、資源活用の"5R"という考え方が生まれました。
3Rとは?→消費者が実行できる行動で、これを「3R」といいます。
①Reduse(リデュース)ゴミを減らす・縮小する
②Reuse(リユース)再利用する
③Recycle(リサイクル)再利用・再資源化
④Refine(リファイン)分別
⑤Repair(リペア)修理
(この中で、もっとも基本的な、①リデュース、②リユース、③リサイクル、を3Rといいます。)
①Reduse(リデュース)「減らす、縮小する」
いらなくなったものを捨ててしまう、そのこと自体を見直す考え方です。使い捨てになりそうなものは買わないなど、徹底すれはゴミをどんどん減らしていくことができます。
この、ゴミの量を減らすと言うことには、2つの意味があると思います。1つは、商品のパッケージを簡略化等をして出すゴミの量を減らすこと。
あと1つは、出たゴミの量(体積や重量)を減らすとは、ゴミを焼却したりプレスで圧縮したりして、ゴミの量を減らして、埋め立てる量を減らす事です。
②Reuse(リユース)「再生する、再利用する」
リサイクルと似ているような気になりますが、違いは、リユースはそのゴミ自体をそのまま(或いは、修理したりして)使用する事です。分りやすく言うと、ゴミ捨て場に捨てられた冷蔵庫を修理して使うのがリユーズで、捨てられた冷蔵庫を分解して鉄などを分別して、溶かして他の製品に使用するのがリサイクルです。
③Recycle(リサイクル)「再生利用する」
ゴミを資源として再生利用すると言うことです。
ゴミを単なるゴミとして扱うと、それは本当のゴミになってしまって埋立てや焼却されるだけになってしまいますが、リサイクルを行うとゴミが資源になるのです。紙や空き缶(アルミ缶、スチロール缶)や空き瓶などは、回収のシステムが確立されており、溶かされて新たな製品の材料となります。しかし、不純物が混ざるとその品質が悪くなりリサイクルできなくなってしまいますので、上で説明しましたリファイン(分別)が大切になります。
④Refine(リファイン)「分別する」
ゴミは、分別されないと再資源化は難しいと言えます。しかし、逆を返せば分別されたゴミの再資源化は容易であると言えるでしょう。
最近の多くの自治体では、ゴミの分別収集が行われていると思いますが、これはゴミの再資源化の為には、重要なことだと言えますね。ゴミの分別は面倒くさくて大変ですが、ぜひとも協力するようにしましょう。
⑤Repair(リペア)「修理する」
壊れても修理してできるだけ長く使うこと。消費ばかりが美徳とされた時代から、今再び物を大切にする考え方が見直されています。
昔、物が少なかった時代は、何度も修理して使ったものです。
修理して長く使うとさらに愛着が出てきます。
ものを大事に長く使うことは、大切なことです。
Valuable information
最終更新日:2017/12/22
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